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関節リウマチとは
主に手の指や手首の関節にはじまり、全身の関節の痛みがでて、徐々に関節が変形する病気です。
原因はいまだ不明ですが、細菌などの病原体に対する抵抗力が、誤って自分の体の関節に向かってしまう病気(自己免疫疾患)のひとつです。
診断
リウマチと似た症状を示す病気は多岐にわたり、それをできる限り正しく診断することが大切です。
症状の出始めた当初は、一部の関節炎だけなので、診断が難しいのですが、反面、発病後6カ月以内で急速に関節が変形することが多く、早期の診断と治療開始が関節の変形の予防に重要とされています。
治療
リウマチの治療は抗リウマチ薬を使用します。
痛み止めや、ステロイドといったホルモン剤だけでは、痛みを緩和するだけで関節の破壊はほとんど抑えられません。
またステロイドは、副作用による骨粗しょう症、糖尿病、高血圧、白内障などが出現する可能性が高いので、抗リウマチ薬のみでは改善しない場合にのみ少量使用します。
残念ながら関節破壊が進行し、歩行が障害されてしまった方は、股関節、膝関節には人工関節を手術で装着することにより、痛みが緩和され、歩けるようになります。肩や肘に人工関節の手術する方法もありますが、今のところ治療後の長期経過が安定しておりません。